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ナスダック上場イスラエル10企業、総価値は1300億ドル超

Updated: Jan 6




2023年にイスラエルのウォールストリート企業のうち10社が特に目立った成長を遂げ、総価値は300億ドルの増加した。このうちテバファーマスーティカル・インダストリーズ以外の全ての企業がテクノロジー分野に属している。2023年はナスダック総合指数とテクノロジー株にとって良い年であり、イスラエルのテクノロジー企業もこの好況を享受した。特にサイバーセキュリティ企業、センチネルワンの株価は年間で89%増、4億ドル以上引き上げた。現在、同社の価値は81億ドルと評価されているが、2021年の上場時やその直後に達した最高値には戻っていない。



最も価値のあるイスラエル企業は、346億ドルの評価額を持つ自動車技術企業のモービルアイである。同社は2022年10月にナスダック再上場した。当時の評価額は167億ドル。上場時の価格には幾分かの失望があったが、株価は急上昇しモービルアイの上場は2022年の成功事例の一つとなった。2023年にも株価は上昇を続け、23%のリターンを記録。主要株主であるインテルは、株価上昇を利用してモービルアイの一部株を42ドルで売却したが、依然として88.3%の株式を保有している。



ウォールストリートのトップ10イスラエル企業のうち3社はサイバーセキュリティ分野から。最も価値があるチェック・ポイントの株価は過去最高を記録し、現在178億ドル。最新の報告によると、創設者兼CEOのギル・シュエドは同社株の23.6%を保有しており、その価値は44億ドルに達している。一方、パロアルトネットワークスは公式にはイスラエル企業として登録されていないもののイスラエル人によって設立されイスラエルで多くの人々を雇用している。同社はウォールストリートで最も価値の高いサイバーセキュリティ企業の一つである。最新の報告ではパロアルトは前四半期の2000万ドルから大幅に増加した1億9400万ドルの純利益を、チェックポイントは2億500万ドルの純利益を報告した。



別の注目すべき企業は、エルビット・システムズである。この防衛機器メーカーは、イスラエルとウクライナでの戦争により株価が33%上昇。同社は世界中の防衛予算の増加から利益を得ている。エルビット取締役会長、ミッキー・フェダーマンは株式資本の44.1%を保有している。彼が現在保有する同社の価値は今年10億ドル以上増加、総額42億ドルに達した。



唯一マイナスリターンを記録した企業はアムドックスで、昨年は首位に立ち20%の上昇を記録したが今年は1.9%の減少を見せた。アムドックスは通信サービスプロバイダー向けのシステムを提供する企業である。



アムドックスのみならず、今年ウォール街で打撃を受けたイスラエルの大企業は多数存在しているある。例えばソラレッジやICL(旧:Israel Chemicals Lt)は、今年それぞれ66%、26%下落しトップ10リストから除外された。



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